温度実験の報告です
YKK APさんよりお借りした実験器は2台
まずはこちら「ガラス体感BOX」
サッシのガラスに使用されている3種類のガラス性能の比較ができます



文字が切れてますが左から”単板3mmガラス””一般複層ガラス””Low−E複層ガラス”となっています
一般複層とLow−E複層の違いですが
一般複層は3-A12-3と小さく書かれているのですが
3mm厚ガラス2枚の間に12mmの空間があることを示しています
Aというのはその空間にアルゴンガスが入っていることを示しています
空気に比べて空間内で結露が発生しにくいことと熱を伝えにくくするためです
ここまではどちらも同じなんですが
Low−E(Low Emisivity:低反射の略)と呼ばれる特殊金属の非常に薄い膜がガラスの内側にコーティングされています

この実験器の仕組みですが
箱の中に電球がありこれを太陽熱とみなしています
それぞれのガラスの外側(室内側に相当)に温度計があります
デジタル表示しているものは箱の中ですがセンサーはガラスの黒い丸の部分についています
結果を見てみますと
電球の熱により暖められた箱の中の温度 ”室外気温”は28.7度
”単板3mmガラス”では26.9度
”一般複層ガラス”では26.0度
”Low−E複層ガラス”ではなんと23.3度
電球の熱でガラスそのものも暖められているわけで
ガラスの構造の違いで最大6.3度もの開きがあることがわかります
ただ複層ガラスにしただけでは0.9度しか変わらないことも驚きでした

つづいてこちら「プラマードU商品サンプル」



箱の中には同じく電球が太陽の代わりに取り付けられています
プラマードUの向こう側には通常の単板ガラス仕様のサッシが取り付けてあり
プラマードUにはLow−E複層ガラスがセットされています
温度計は箱の中と普通サッシのガラスこちら側とプラマードのガラスこちら側
箱の中を外気としてこちら側を室内とみなしています
結果は箱の中で約34度(アナログ表示)
普通サッシガラス面で32.2度
プラマードガラス面で25.4度
その後箱の中は50度近くにもなりましたが
プラマードガラス面は27度程度という結果

この実験器ではLow−Eガラスが遮熱タイプという室外の熱を伝えにくくするタイプでしたので実験方法も結果もこのようになりましたが
これは真夏に室内がどれだけ快適かを表していると思います
また冬場のように室内の方が温度が高い状況でも遮熱タイプだからといってそれほど性能が低くなるわけでもなく
暖房効率は良くなり、外の冷気も部屋の中に伝わりにくいのは変わりません
日差しの強いところでは直接日光の当たるサッシには遮熱タイプを取り付けてそれ以外のサッシには断熱タイプを取り付ける
という考え方で問題はないでしょう


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